もの思う秋

 「野元さんの生活はどうしているのですか?」と私も一瞬思ったことがあったが口にしたことはなかった。「聞く必要がない」ということは、野元さんに会ってみればよく分かる。「気持ちの持ちようと、自分の実力で冒険や挑戦はできるものだ。もちろん様々な運も必要だけどね。」と、野元さんはさらりと言ってのける。こんなところもわたしは好きだ。好きなように生きられないのが人の生である。おおよそどこかで妥協しながら生きている、妥協がないと辛くなるなるのである。その点で冒険家の野元さんはきっと妥協がないのである。凡人の生きざまではない。野元さんから伺った印象深いことば「ゼロが最高」。私のお気に入りの言葉。会うごとに思う「サービス精神」、そして何よりも「ユーモア精神」の固まりのような人。やはりほんとうに強い人なんです。
 この世に人として生まれたと言うことにはきっと意味がある。その生が尽き
るまで人として生き通したい。つらいけれど生まれてきたのだから果てるまで
尽きるまで全うしたい。人の記憶に残る人になりたいと思うこともあれば、明
日は野末の下でもよいと思うこともある。もの思う秋である。
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by sukaji03 | 2004-10-26 00:45 | エッセイ
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